#継続は力なり

財務部出納管理課 / 2006年中途入社

簿記の勉強をきっかけに、
出版社の秘書から財務の仕事へ

テクノプロに入社したきっかけを教えてください。

新卒で入った出版社で秘書をしていた時に、社長から決算書が読めるようにと言われ、簿記の勉強を始めたことが転職のきっかけになりました。
最初は嫌々簿記の勉強をしていたのですが、だんだん面白くなってきて、実務でも携わってみたいと思うように。それで経理部門で転職先を探していたところ、テクノプロが財務経理を募集していたんです。
でも当時、経理の仕事は未経験でしたので、まずは財務部で小口現金等の現物の処理や支払業務から携わってみてはどうかと提案され、また、経理に行きたければ後からでも異動できるというお話を頂き、財務部に入社しました。

もともと数字を扱うのは好きだったんでしょうか?

むしろ学生時代は嫌いでしたし、簿記を勉強するよう言われた時もプレッシャーを感じていました。でもやってみたら自分が想像していたものとは違っていて。ちゃんと勉強すれば誰でも理解できるし、わかっていく過程がすごく面白かったんですね。
きっかけは業務上の指示だったんですが、途中からは自分がやりたくて勉強していました。自分から興味を持って何かをもっとやろうと思ったのは初めての経験だったかもしれません。

財務部は会社の動向がいち早くわかるところ

出納管理課の仕事内容について教えてください。

支払業務、口座管理、小口現金管理、コーポレートカード管理や月次会計処理など、グループ全社の出納業務全般を扱っています。

担当業務の面白さはどんなところですか?

資金の動きが確認できるので会社の財務状況を把握できますし、業績が良い時も悪い時も会社の動向がいち早くわかるところですね。
財務部は資金を扱う部署ですのでミスが許されず、緊張感もありますが、対外的な金融機関との取引も多いため、ファイナンスに関する専門知識を身に着けることができ、日々成長を実感しています。

仕事をしていて大変だったこと、またそこから学んだことについて教えてください。

少し前に経費システムを導入したんですが、システム設計業者となかなか意思疎通が図れず非常に苦労しました。
こういう形にしたいという希望を説明してもなかなか伝わらず、またコロナ禍ということもあり対面でのミーティングではなかったため、コミュニケーションの重要性を感じました。
結局、粘り強くこちらから何度も提案を繰り返したことで、希望する形で無事に導入することができ、本当にホッとしましたしすごく嬉しかったですね。

管理職として一番大事にしているのは
部下とのコミュニケーション

管理職として部下の方と接する際、大事にしていることはなんですか?

やはり一番大事なのはコミュニケーションだと思っています。
今は基本的にリモートで仕事をしていますから、出社のタイミングが被らない部下もたくさんいますので、会った時にはなるべく声をかけて、業務以外のプライベートな話やくだらない話をしたりするようにしています。
積極的に発信してくれるタイプの部下であれば分かりやすいのですが、あまり発信しないタイプだと何に困っているのかも把握できないのでフォローもできません。
そういう時は出社日を合わせて一緒にランチをとったり、リラックスして話せる状態を作るなど、心を開いてもらえるように配慮をしています。

部下の方々のスキルアップについてはどう考えていますか?

どんどんスキルアップしていってほしいと考えています。
現在は、出納管理課内でチームを2つに分け、それぞれのチームリーダーのもと、担当者は業務を行っています。
各人年間目標を設け、目標に対し月単位で実施スケジュールを立て、クリアできるようチームリーダーが担当者をサポートしています。また、チームリーダーについては、個人のスキルアップはもちろんのこと、チームをまとめていくためのマネジメント力を身につけられるよう、積極的にサポートしています。

お子さんのいる女性でも働きやすい環境でしょうか?

財務部の女性のうち、3分の2はお子さんがいらっしゃる方です。
財務は現金を扱う特性から出社しなければならない時はあるものの、今はリモートが基本ですからお子さんがいる方でも働きやすい環境だと思います。

テクノプロはやりたいことをやらせてくれる会社

テクノプロはどんな会社ですか?

やりたいと思う業務に関わらせてくれる会社だと思います。
経済金融関係のエキスパートがたくさんいる中で、未経験の私でも「その業務に関わりたい」と手を挙げれば、少しでも携わることができたり、関わらせてくれる。
社員の自主性に任せてくれる部分も多く、すごくチャレンジがしやすい社風だと思います。

入社してよかったことは?

一番は人間関係ですね。
皆さん、とてもフランクに接してくれますし、目上の方であっても臆せず話せる雰囲気があります。
初めて話すグループ会社の人もとても丁寧に接してくださるので、気持ちよく仕事ができています。

ワーク・ライフ・バランスは?

経費システム導入時には遅くまで仕事をしていたこともありましたが、今は落ち着いたのでそれほど残業もありませんし、休みもしっかりとれています。
休みの日はNETFLIXで映画を観たり、最近始めたゴルフの練習に行ったりしています。

コツコツと続けていくことで、やがて大きな力になる

志賀さんの#を教えてください。

私の#は「継続は力なり」です。
たまたま財務部に入って、今こうして課長というポジションで仕事をしているなんて、学生時代にはとても想像できませんでした。
こんな素人の自分でもここまでになれたのは、やはり10年以上コツコツとこの仕事を続けてきたからかなと思います。
ひとつのことをやり続ければ、やがてそれが大きな力になる。自分の経験から得られたその教訓を#で表現しました。

続けてこられた理由はなんでしょうか?

その時々で大変なことはたくさんありましたが、自分の中で楽しんでやれたことが大きかったのかもしれません。

先入観を捨て、
飛び込んだ先で新たな自分を見つけてほしい

財務部の仕事ではどんなスキルが身につきますか?

会計知識はもちろんのこと、さまざまなファイナンスの知識が身につくと思います。何よりヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源の中でも主に「お金」を扱いますので、財務状況から会社を理解する力が付きます。
勉強の材料は山ほどあるので、学んでいきたいという姿勢があれば大きく成長できるはずです。

どんな人と一緒に働きたいですか?

アンテナを広く持ちいろいろなことに興味を持てる人や、成長意欲があってコミュニケーション能力が高い人、でしょうか。
仕事はひとりではできません。必ず相手がいますし、一緒に仕事する仲間・同僚がいます。積極的にコミュニケーションを取り、人の意見を取り入れ、仕事に活かすことができれば成果につながります。
自ら考える力を持った、能動的に動ける人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

最後に学生さんへのメッセージをお願いします。

就職活動をする時、自分の好きなこと、得意なことを仕事にしようと誰もが当然のように考えると思います。
でも学生時代に持っているイメージで、「この仕事嫌だな」「自分には向いていないな」と決めつけて選択肢から外すのは、非常にもったいないことです。
私も学生時代は、簿記を好きになってそれを仕事にするなんて思ってもみませんでした。でも今はこの仕事に就いてよかったなと心から感じています。
ですから、まずはすべての先入観を捨てて飛び込んでみてください。まっさらな気持ちでチャレンジすることで、自分の意外な特性に気づいたり、継続することで楽しくなってくることもあると思います。
私自身がそうであったように、皆さんが新たな自分を発見できることをお祈りしています。

OTHER PERSON

ALL MEMBERS
#貪欲に 事業管理部 / 2002年中途入社
#Empower the future 経営企画部 (広報IR室) / 2018年中途入社