マテリアリティ
テクノプロ・グループは、価値創造を支え高めるために優先的に取り組むべき経営上の重要課題(マテリアリティ)を特定し、その取り組みを通じて持続的な成長を目指します。
テクノプロ・グループのマテリアリティ
テーマ1:人材に関すること
すべての人の可能性を伸ばす
- 従業員の人材育成と活躍機会の最大化
- 技術人材不足の解消とイノベーションの促進
- 働きがいと従業員満足度の追求
- すべての人への学びの提供
- 人材多様性と機会平等の実現
テーマ2:ビジネスに関すること
技術力で社会に貢献する
- ソリューションの高付加価値化の実現
- IT を活用した事業の革新
- 海外展開の加速化
- 顧客満足度の最大化
- 事業を通じた社会課題の解決
テーマ3:社会的責任に関すること
信頼されるパートナーである
- 倫理とコンプライアンスの遵守
- 労働環境の安全衛生の確保
- 情報セキュリティ・プライバシー保護の徹底
- 人権の尊重
- 環境負荷の最小化
テーマ4:ガバナンスに関すること
持続的に成長する企業である
- ガバナンスの強化
- 健全な取引関係による事業の拡大
- 対話と情報開示
- 緊急時の事業継続能力の強化
- 適切な資本戦略の実行
マテリアリティ特定のプロセス
経営上の重要課題は、当社グループを取り巻くステークホルダーの皆様と当社グループ双方への影響度という視点で抽出しています。特定にあたっては、外部有識者および社外取締役、各部門長・事業部門責任者の意見を反映しています。また、重要課題を4つのテーマにグルーピングすることで内容を明確にするとともに、テーマごとにKPIと目標を設定しています。
STEP1 課題の把握
国際ガイドラインや原則をベースに、社会課題やステークホルダーの皆様からの要請項目を踏まえて課題を抽出
STEP2 課題の整理
当社グループおよび業界特有の課題を選定および追加
STEP3 課題の特定
外部有識者および社外取締役、各部門長・事業部門責任者による議論の後、取締役会で審議・承認

SDGsとのリンク
人類全体の社会課題を政府だけでなく個人や企業が参加することで解決していこうとするSDGsの理念に賛同し、積極的な参加をしていきます。特に当社グループのマテリアリティと関連する、人々への教育、不平等の是正、技術革新などを通して、人類の持続的発展に貢献します。


重要課題(マテリアリティ)の定量指標(KPI)と目標値
テーマ1:すべての人の可能性を伸ばす
テクノプロ・グループは、エンジニアが産業や分野の垣根を越えて、最も力を発揮できる場所を提供することで、より素晴らしい社会の創造に資することを目指しています。また、社会のイノベーションの担い手であるエンジニアが、自ら能力を磨き、なりたい姿を実現するためのプラットフォームであり続けたいと考えています。今後も、未来のエンジニアとしての可能性を秘めたすべての人に、夢を実現する機会を提供していきます。
定量指標(KPI)と目標値
教育研修受講状況
2018年6月期 | 2019年6月期 | 2020年6月期 | |
---|---|---|---|
集合研修 | 延べ71,023人 | 延べ97,306人 | 延べ120,829人 |
e-learning | 延べ8,082人 | 延べ111,216人 | 延べ114,841人 |
受講時間 | 293,546時間/年 | 512,231時間/年 | 492,566時間/年 |
ユニーク受講者数 | 7,034人 | 8,175人 | 7,049人 |
目標値:2022年に延べ20万人/年(e-learning含む)
実務未経験分野長期トレーニング実施状況
2018年6月期 | 2019年6月期 | 2020年6月期 | |
---|---|---|---|
概ね1カ月以上の研修受講者数 | 964人 | 1,543人 | 1,702人 |
目標値:受講者人数の継続的な増加
有給休暇取得率
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(%) | 68.8 | 71.3 | 75.0 | 72.1 | 79.0 |
目標値:75%以上を維持
従業員満足度
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(2013:100) | 106 | 108 | 107 | 113 | 114 |
目標値:社員満足度の継続的な改善
女性採用率
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
新卒(%) | 14.0 | 15.6 | 15.3 | 22.5 | 19.3 |
中途(%) | 17.3 | 18.1 | 21.1 | 27.7 | 27.1 |
目標値:新卒17%以上※1 中途20%以上※2
- ※1大学理工学部卒業生の女性比率17.2%(2018年)
- ※22015年国勢調査における技術者・研究者の女性比率10.8%
外国人雇用数
2018年度末 | 2019年度末 | 2020年度末 | |
---|---|---|---|
国内雇用者数(人) | 756 | 985 | 1,178 |
目標値:国内外国人雇用者数
2020年に1,100人、2022年に1,500人
障がい者雇用率
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(%) | 1.99 | 2.21 | 2.21 | 2.21 | 2.21 |
目標値:法定雇用率2.2%以上を維持
60歳以上雇用数
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(人) | 495 | 535 | 641 | 725 | 742 |
目標値:人数の継続的な増加
テーマ2:技術力で社会に貢献する
プロフェッショナルな技術者集団として、常に技術力・スキルの研鑽を惜しまず、お客さまと社会に新たな価値を提供していきます。
定量指標(KPI)と目標値
進技術開発への貢献、協力
- 東京大学大学院工学系研究科との共同研究
- 東京工業大学未来産業技術研究所との共同研究
- 名古屋大学大学院情報学研究科との共同研究
目標値:毎年1件以上の新規案件
戦略分野(中長期的に重要と定めた技術分野)技術者数
(各6月期) | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|
(人) | 3,805 | 4,193 | 4,071 |
目標値:2022年6月期に5,500人以上
テーマ3:信頼されるパートナーである
雇用という社会的責任のある事業を営む企業として、全てのステークホルダーと真摯に向き合い、信頼されるパートナーであり続けたいと考えています。
定量指標(KPI)と目標値
平均残業時間数
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(時間/月) | 20.6 | 19.2 | 17.6 | 16.3 | 13.5 |
目標値:20時間/月以下を維持
人権/倫理/情報セキュリティ/汚職防止研修
2019年6月期 | 2020年6月期 | |
---|---|---|
受講率 | 100% | 100% |
目標値:受講人数の継続的な増加
紙 使用量/売上収益
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(2015:100) | 92.6 | 89.1 | 82.2 | 75.9 | 50.4 |
目標値:継続的に改善
テーマ4:持続的に成長する企業である
事業を通じて社会に価値を提供し続けるために、継続的に成長し、企業としての責任を果たしていきます。
定量指標(KPI)と目標値
社外取締役比率
(各6月期) | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|
(%) | 37.5 | 37.5 | 37.5 |
目標値:3分の1以上を維持
女性・外国人取締役比率
- テクノプロ・ホールディングス 女性取締役1人(13%)
- グループ総勢53人の取締役のうち、女性取締役2人、外国人取締役11人
目標値:テクノプロ・ホールディングス取締役会の女性取締役1人以上を維持
グループ全体の取締役のダイバーシティを長期的に向上
M&A実施状況
(各6月期) | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|
(件) | 5 | 5 | 0 |
目標値:5年で200億円の投資
1株あたり当期利益(EPS)の持続的成長
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(円) | 215.80 | 225.58 | 244.81 | 266.86 | 299.97 |
目標値:10%以上の増収増益とEPS成長の長期的継続(中期経営計画の達成)
重大な法令違反件数
(各6月期) | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|
(件) | 0 | 0 | 0 |
目標値:重大な法令違反件数0件の継続
内部通報制度
(各6月期) | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|
(通報件数) | 24 | 23 | 36 | 52 | 129 |
目標:内部通報制度の適切な運用を確保